🇦🇪🇴🇲ドバイからオマーンのマスカットへ、バス移動を失敗する / 世界一周137日目

今日はお隣東側のアラビア半島の国、オマーンのマスカットへ。ドバイからは現在1日3本バスが出ていて、15:30発のバスで行こうと、バス駅と鉄道駅が一緒になっているAbu Hail駅へ。このバスチケットがオンラインで売っておらず、今までの経験ではほとんどの場合当日でも買えたので、まぁ買えるだろうと気軽な気持ちで13:00ごろバス駅につき早速チケットを買おうとすると「15時半のチケットは売り切れだよ、次は23時発だよ」とのことで何と!!!チケット売り切れ!!!というわけで途方に暮れる。ドバイからマスカットに行く人は事前にチケットを買っておくのがオススメ…(駅が観光地から遠いのも辛いのだ…)。

今日の夜のホテルはすでにマスカットのホテルを予約済みでキャンセル不可なので、23時発のバスだとホテルに着くのは朝7時ごろでほぼ一泊分を無駄にしてしまうしな、うーんとフライトチケットを調べると、16時発のマスカット行き便が11000円強でまだ売っていた。バスだとバス代と出国税で3000円弱かかるので、差し引き8000円強、23時まで手持ち無沙汰(重い荷物もあるしね)なこと、次の日ドバッと疲れることを考慮しつつ、しばし考え、この額なら仕方ないか(うっかり税…)というわけで飛行機チケットを購入する。

早速空港へと行こうと電車に乗る直前で、フライトはドバイ国際空港のターミナル2ということに気づく。ターミナル1とターミナル3は鉄道駅直結なのだが、ターミナル2は1と3のまるまる反対側で、間違ってターミナル1や3に行くと大幅に時間ロス(間違って乗り遅れる人結構いそうだ)になるという罠ターミナル。そしてたまたまAbu Hail駅からが鉄道駅だといちばん最寄りで、徒歩20分ぐらいなので歩いて空港ターミナル2へ到着。

ターミナル2はターミナル1や3と比べると、LCC用のチープターミナルなのだけど、ドバイのチープは十分綺麗なターミナル。そして期待せず入ったプライオリティパスラウンジの食事が普通においしく、食べ物が高く(といっても日本ぐらいだけど)最近は食事が疎かになっていたので、サラダを食べたのはいつぶりだろう、久しぶりに大変満足な食事となった。

ほとんど出稼ぎ労働者であろうインド系な人たちが乗っている飛行機に乗り、窓から外を見るとドバイの都会からあっという間に砂漠の風景へと変わる。国境の山々は緑が全くなく岩山で、アラビア半島の土地の厳しさを改めて感じる。

オマーンのマスカットへはほんの50分ほどのフライトで到着する。マスカット国際空港は2018年に今のターミナルが出来たらしく、これまたゴージャスで広くて綺麗だ。出国検査前に「ちょっと止まって!中国人ですか?」と係員に止められる。中国人は別途調査がされるようで、日本人だよと答えると、中国経由で来たのかを聞かれる。コロナウィルスの影響を感じるなぁ。

オマーンは今現在は、基本空港でのアライバルビザは発行せず、日本からも基本ビザが必要で、事前に10日間のe-VISAを取得していたため、すんなりと入国完了。なおバーレーンと違い、オマーンのe-VISAは1日で取得することができた。

空港からは、これまたインド人だらけのバスに乗り、40分強ほどかけマスカットの繁華街のルイに到着。予約したルイのホテルは、(この辺では)安価なホテルなのに、十分広く綺麗で良さそうだ。

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ドバイは国民一人当たりGDPで見ると4万ドル強ほどで、この数字を見るととりわけ日本に比べお金持ち、というわけではないのだけど、世帯所得だとドバイ人(全体の13%)が2600万円ほど、日本最高所得の港区世帯の2.5倍と一気にお金持ちになる。そしてドバイの大多数を占める外国人労働者の一人当たりの平均収入は88万円(それでも彼らの国からすると何倍もの年収)という圧倒的な所得格差がある。ゴージャスな都市、それを支える低賃金労働者。観光地としてのドバイも興味深かったが、それ以外の面でも色々と考えさせられる都市であった。