🇪🇬アスワンでゆっくりする・コロナと呼ばれることが増えた / 世界一周148日目

今日は一日、次の観光プランを考えたり、本を読んだりとゆっくりの日だった。中心街に夕飯がてらローカルフェリーで向かい、ちょっとだけぶらぶらする。風も強く砂埃がまう。エジプトは3月中旬からは砂嵐の季節らしく、それを伺わせる天気だ。

夕飯に定食のようなものを頼むと、ライスは白米ではなく、なにか炊き込みご飯のような感じのものが出てくる。これが美味しい。最初何なのか分からなかったのだけど、妻が調べてくれ『ロズ・ビ・シャーレイヤ』という、油やバターも使い、チキンスープで炊き込んで、かつパスタの細麺も入っている、というザ・高カロリー料理だった。なおスープにもコメが入っていたり、エジプトのソウルフードであるコシャリも米とパスタ・レンズ豆の料理だったりと、高カロリーの料理が多し。

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エジプトに来てぐらいから、時々コロナ!と言われるようになったり、近くにいると嫌な顔をされることが出てきた。今日は街中を1〜2時間ほどぶらぶらしたが、数回コロナ!と呼ばれたり、小声でコロナなんたらかんたらと言われたり(別に悪口とかではない可能性も十分あるが、コロナという単語はアラビア語でも共通のようで、自分に対して何か言われてるのだろう、というのはわかる)、フェリーで横に座った人は露骨に嫌な顔をして口を布で覆ったりされた。気持ちはわかるので(もし自分も同じ立場と、彼らと同じ情報を得ていたら、顔をしかめたくなるかもしれない)、それだけに悲しい気分だ。中国人観光客(日本人もだけど)が激減している今、更に目立って注目が集まりやすくなっているのも事実だ。まだ嫌悪というよりは、面白がってコロナ、と言ってる人が多いように感じられるが、エジプトで更にコロナ患者(現在はまだ患者は1人)が増えたら、東アジアの人種に嫌悪感を抱く人が増えてしまいそうだ。

次に行く国はイスラエルの予定だったが、イスラエルは先日から中国に加え日本(と韓国)での滞在者も入国禁止になり、現在入国中の日本滞在から14日以内の人は強制的に待機が求められ、かつ現地ホテルでの日本人・韓国人の宿泊拒否などが起こり始めた。自分は出国から二週間以上経っているので、入国禁止や待機には該当しないのだけど、そんな中に旅行で訪れる人が激減してる今、何らかのトラブルに発展する可能性は十分あるので、旅程を変更し違う国に行くことにした。

コロナは中国では減少傾向にあるとはいえ、日本では今後増大する可能性もあるし、別の国での患者が増加することも十分考えられ、今以上に大きく渡航が制限されたり、場合によってはトラブルにあうこともあり得るので、旅行の楽しさが減るとすると残念だ。