メコンデルタでのクルーズツアー / 世界一周36日目

ホーチミンから車で1時間ほどのミトで、メコンデルタを観光する。メコンデルタは、メコン川は海に流れ出る付近で分離、合流を繰り返している地域で、そのため川の中に島のような陸地がいくつもできている。

今回はツアーに参加して、まずはミトにある永長寺へ。巨大な仏像や、横に寝転がる仏像があるのだが、何故かメコンデルタのクルーズツアーでは定番の一つとして組み込まれてるらしい。

メコンデルタでのクルーズ自体は、川を船で渡りメコン川が一望できるところや、メコン川へ流入している小さな川を、昔の人たちが手漕ぎカヌーで生活していた場所を下ったり(カヌーは座る時転覆しそうになるぐらい揺れてびっくりした)と、現地の昔の生活が垣間見れる体験ができたのはよかった。メコン川の川幅の広さも感じられたしね。

ただ、あからさまに物販とセットの場所に行って時間をかけたり、何かとチップを要求されたりと、ツアーとしての満足度では疑問が残ったのだけど、トリップアドバイザーではやたらと高評価のツアーだった。今まで行った幾つかトリップアドバイザーで数百・数千のレビューがついている高評価なツアーは、確実に「トリップアドバイザーで高評価を書いてもらう仕組み」が出来上がっている。

今回は帰りのバスでツアリストが「今日は本当にみんなと出会えてよかったよ。帰路まで1時間ちょっと、バスには速いWiFiもあるから、是非とも今日のレビューを書いてくれると嬉しい。みんなの思い出をいろんな人に伝えて欲しい!」といった形で、レビューは「とても悪い体験をした」ついで「とても良い体験をした」は強い書く動機になるのだけど、「まぁまぁ」といった体験は中々書くモチベーションが湧かないが、それをどう「高評価で書いてもらうのか」を導くハックを、大抵の高評価レビューのところはしているなぁ、と思った一日だった。

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朝ごはんは、ホテルの朝食に「オムレツwithトースト」なるものがあったので頼んでみたら、オムレツとフランスパンが出てきて、なるほどベトナムでパンといえばフランスパンなのかと文化ギャップを受けた。そしてフランスパンは硬いとばかり思っていたけど、外はちょっと硬いけどなかはふっくらで美味しい。

また、夜は屋台でフランスパンに具材を挟んだサンドイッチ、バインミーを食べる。炭火で炙ったフランスパンは暖か柔らかで美味しい。

今日は今ままでただ硬いだけと思っていたフランスパンの評価を見直した一日でもあった。