チトワン国立公園サファリ / 世界一周83日目

世界遺産のチトワン国立公園は、自然保護を目的に広大な面積がほとんど手をつけずに広がっている公園。近年は一部が観光地家され、立ち入ることができるようになり、自然や動物を楽しむことが出来る。そのチトワン国立公園に、午前中はカヌー&徒歩で、午後はジャングルをジープサファリでツアーで周る。

朝起きると、どうやら疲れが溜まっているからか、また軽い風邪気味のような症状。ただ観光できないほどでは無いので、6時に起きて朝食を食べ、7時からのカヌーツアーへ。ソウラハの街も、今の冬シーズンは午前中は霧で包まれているらしく、外は霧で真っ白。ホテルから歩いてカヌー乗り場へ行く途中、ガイドが下をさして「これはヒョウの足跡だよ」と。ソウラハの川辺は、夜はヒョウやサイ等々、野生動物がその辺を歩き回るから普通に危険らしい。

カヌーに乗ると濃霧のためか幻想的な風景。霧の中水浴びをするサイ、様々な野鳥、崖の土に小さな巣を作る小鳥、まるで三途の川のような霧の風景。霧に慣れ親しんで無いためか、どれも息を飲むような光景に見える。1時間ほど乗り、その後徒歩でジャングルウォーク。私と妻にガイド二人がついてガイド多すぎなんじゃ、と思ったのだけど、前と後ろから突然動物が現れる可能性があるので、それへの対応だそう。普通の動物は基本逃げるけど、子供がいる動物は襲ってくる可能性もあるので、きちんとした対応が必要とのことでなるほど。

歩いていると、その辺に野生の鹿の群れが。鹿はちょっと離れた距離からこちらの事を「ようすをみている」という言葉がぴったり当てはまるような目つきでじーっと見ている。雌鹿と小鹿が多く、ツノが立派な雄鹿は時々見かける。他にも野生の牛や鶏、人間慣れしていない猿など見かける。霧の中獣道を歩き、ゆっくり動物を探すという感じがとても楽しい。2時間弱でジャングルウォークは終了。今回は半日のカヌー&ウォークだったが、1日まるまる使ったカヌー&ウォークもあって、そちらは欧米人が多く参加していた。丸一日歩きながら動物を探すのも楽しそうだ。

午後はジープサファリ。こちらは午後という時間もあってか、動物とはほとんど会えず、密林をジープでただひたすら4時間走る感じで終わってしまった。午前中非常に楽しかったので、午後は残念な感じだったが、1日のトータルの満足度はとても高かった。何となくソウラハに立ち寄ったがかなり良かったので、ネパールに来る際に時間がある人はオススメの場所だ。