ヒマラヤトレッキング・3日目 / 世界一周80日目

夜はぐっすり眠れ、妻も昨日ほど寒くなかった&寒さ対策にマスクをして寝たからか昨日よりはだいぶ咳も少なく眠れた模様。風邪のような症状はだいぶ治ったのだけど、代わりに歳を取ると二日遅れでやってくるという筋肉痛になったのであった。

今日は最終日で、二人の疲れを知ってか、ガイドが急勾配があるトレッキングルートでは無く、平坦な道のルート変更を提案してくれ、そちらの道でお願いした。緩やかな道を5時間弱歩くだけ、ということで8時前にロッジを出発する。しかしながら、アップダウンが無いといっても、高さ100〜200mのアップダウンはしょっちゅうあり(ProTrekの高度系便利だなぁ)、登りは問題ないのだけど、下りが筋肉痛のため激痛でヨボヨボ歩きに…。途中で杖代わりにとガイドが木の棒で杖を作ってくれ、その杖を使わないと痛くて降りられない感じになりヨボヨボとゆっくりと進む。今まで筋肉痛になったことはあれど、そういう日はその筋肉を使わず問題なく過ごせたが、そこを使わなくてはならず大変であった。一番大変だったのはトイレで、いわゆる和式のトイレは足が痛すぎてしゃがむことができず、必然的に数少ない洋式のトイレを探すことになる。洋式トイレでない場合、足を痛めたらどうトイレをしていたのだろうか。

ゆっくり徐々にゴールに向かって進む。山の気温は面白くて、日光が当たると日中はTシャツでも問題ないが、日が隠れるとパーカーを羽織らないと寒いぐらいに突然気温が変わる。途中、妻の杖が折れたが、薪拾いにきていた女性にガイドが頼み、一本長さがちょうど良い木を分けてもらう。細かい枝は女性が持っている刀、ククリで綺麗に落としてもらった。

13時過ぎに、満身創痍でやっと目的地のダンプスへ到着し、そこから車でポカラのホテルへ。三日間とも天気に恵まれ、山々の自然や村を歩け美しい景色を見れてとても良いトレッキングだった、簡単なハイキングレベルでもめちゃくちゃ疲れたけどね…。