🇧🇭マナーマのクルアーン館 / 世界一周125日目

世界各地のクルアーン(コーラン)のみにフォーカスを当てたという珍しい博物館、クルアーン館へ。ここは営業時間が金曜休みなのはもちろんのこと、9:00-13:00と16:00-18:00という時間帯。中東に来てから、昼を過ぎたら長い昼休みで、再開は15:30〜ぐらいなところが多いのだけど、夏場の14:00前後は40−50度になり、外に出る人がほとんどいないからこの営業時間なのだろうか。

中にはいると、まずは入ってすぐのクルアーンの表紙や内側のページを現代の美術で作ったという、76x56cm(見開きでx2)ほどの紙に描かれたセリグラフ&リトルグラフのクルアーンの美しさに圧巻される。久しぶりに背中がゾワっとする美しさを感じた。幾何学模様、アラビア文字で如何にクルアーンを美しく表現する、というイスラームの美学、質感が豊かなインク、金箔など、あまりに美しすぎるページが沢山並ぶ。

その後は歴史的なクルアーン、当初期の物から世代を追って、また世界各地のクアルーンが並ぶ。初期はシンプルなアラビア文字から、世代を経るごとに文字表現が豊かになり、ページの彩りやレイアウトも豊かになっていく。偶像崇拝が禁止されたからこそ、西洋とは違った形で進化した美術の美しさが、クアルーンに集約されていく。館内撮影禁止なので、せめてポストカードなどがあれば買いたかったが、残念ながら売っていなかった。うーん、ほんと美しかったなぁ。

晩飯はホテル前の南インド料理屋(kelala cafeという名前なのだが、すぐ南インド料理とわかるようになった)で。チキンカレーとチャパティ3枚で200円弱、インドと変わらない値段でとてもお安くかつ美味しかった。このホテル周辺は、インド系料理屋・ネパール料理屋、スーパーマーケットもインド系、ホテルマネージャーもインド系(今日会話していたら、Yesの表現で首をふるふると横に振る)で、インド系の人達が居る地域みたいだ。

——

今滞在中のホテル、Booking.comだと評価が6.8でGoogleMapsだと評価が3.3と低いのだけど、泊まっている感じ全然悪くない。朝食付、古い部屋だけど小綺麗(日本の温泉地の古い旅館のような感じだ)で25平米と広く、中心街そばで一泊4000円弱は物価が日本並みのバーレーンにしては値段を考えるととても良い。サウジアラビアもバーレーンでのホテルレビューも、軒並み辛口評価が多く、レビューを見るとたしかにそう感じる人もいるかもしれないが最低評価にするレベルではないと思うのになー、というものが多く、レビューで悪く感じたものはしっかりと悪いというカルチャー差なのかもしれない。