🇹🇷ヨーロッパ大陸からアジア大陸へのフェリー・カドキョイ地区を歩く / 世界一周157日目

今日は生憎の曇り空。イスタンブールの主だった観光地はヨーロッパ側にあり、そのためかガイドブックにも取り上げられてないアジア側のカドキョイ地区へ行ってみた。

いくつもあるフェリー乗り場からあちら側には、交通カードタッチで10トルコリラ。フェリーは二階建てになっていて、一階は窓に囲まれた室内、二階は屋根はあるが吹き抜けだ。二階に行き、ちょっと寒い風をあびながら20分ちょっとでアジア側に到着。

ヨーロッパ側とはまた違った感じの雑然さで、カドキョイ地区も新市街・旧市街と同じくどこもかしこも人だらけ。イスタンブールは人がとても多いなぁ。海か川でとれた魚が立ち並ぶ魚屋や、いろいろな野菜が売っている八百屋が並ぶ商店街を抜けると、続いてあちらこちらに飲食店・コーヒー屋が並ぶとおりに。

並んでいるお店の一件に入り、昼ごはんにゴビットを食べる。ピタパンの中に薄切り牛肉がたっぷり挟まれてジューシーで美味しい。アジア側に来たからか、ヨーロッパ側より安く10TRY〜(牛肉の量で決まる)というお値段。

続いてまだ飲んでいなかったトルココーヒーをカフェで飲む。とても苦いと聞いていたので、砂糖入りでオーダー。コーヒーの粉を煮出して作るという伝統的なコーヒーは、銅製の小さなポットでひとつひとつ作っている。小ぶりなコーヒーカップで出てくるコーヒーは、たしかに苦さと粉っぽさがあるが、思ったよりは粉っぽくはなかった。飲み終わると、カップの底にはたっぷりの粉が沈殿している。嫌いじゃない感じの不思議な味わいだ。

その後もぶらぶらと結構歩いたのだけど、引き続きいろいろなお店が立ち並び、またカラフルな家、路面電車、等々いろいろあってアジア側も街歩きが楽しいなぁ。

そして気づいたのだけど、無料トイレはモスクにほぼある。たしかにムスリルは礼拝の前に汚れを清めるため体の場所場所を洗う(ウドゥー)ので水場が必要で、基本トイレとセットになっているのだ。つまり公衆トイレに行きたい時はモスクを探せば問題なく(しかもミナレットが目印になるから探しやすい)、少なくともイスタンブールでは異教徒でも自由に使うことができる。いままでも思い出すと、たいていのモスクには地下にトイレがあったなぁ、とイスラームな地域に来て1ヶ月以上経ってから気付く。

ふたたびフェリーで夕日を見ながらヨーロッパ側へ。川辺から新市街、行きは下りるだけだったから楽だったのだけど、登りは結構坂や階段があり、そこそこ大変だった。夕飯にはナスに牛肉を詰め、チーズで挟んで焼いた料理。ホロホロの牛肉で美味い。付け合わせに頼んだピラフは米ではなく、小麦のトマトソースピラフでブルグル・ピラフというメジャーな食べ物らしい。トルコ料理は今まで訪れた国の中で、種類・味・手軽さ・値段のバランスを考えると一番良いと思う。さすが世界三大料理だ。

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ネットの情報よりやたらトルコの値段(トルコリラ)が高いことが多いなぁ、と思っていたのだけど、トルコリラは暴落によって10年前の1/3以下の価値になってしまったのね…。そりゃ価格も上がるはずだ。