🇮🇳チャール・ミーナール、ハイデラバードからコチへ / 世界一周106日目

市街地の南にある、イスラーム建築のチャール・ミーナールへ。周りはマーケット・屋台だらけで平日なのに混雑している。チャイ用の小さなコップもたくさん売っておりかわいい。インドのギラギラした装飾品を何か買いたかったので、妻にバングル(三つで200rs)と髪飾り(50rs)をちょっとしたプレゼントに買う。

チャール・ミーナールからは東西南北に道が伸びているのだけど、西の道がどこもかしこも、さらに伸びている小道もバングル屋だらけで興味深かった。また、インドでよく見かけるお金を恵んで、という人もたくさんいたのだが、娘の写真を見せながら「娘が結婚するからお金が必要なので恵んでほしい」(英語ではないので分からないのだが、たぶんそのようなことを言っている)という老婆も居て、初めて見かけたタイプだった。インドはカーストによって女性側に多額の結婚資金が必要と聞くので、その足しにしたかったのかもしれない。

ハイデラバードの空港国内線のラウンジは、入場の敷居が低いようで(銀行系カードで入れる?)、空いている椅子を探すのも一苦労のごったがい。食事や飲み物は普通に提供されているのだが、人が多いためかすぐさま無くなって入れ替わり立ち替わり新しいものが運ばれていた。空港自体は羽田空港のように綺麗だ。

フライト乗り場に行くと、裸足・黒装束・頭に荷物を乗せている方々に出会う。物の移動を楽にするための頭に荷物を乗せる、ではなく、なにか儀式的な感じでで乗せているようだ。調べてみると、どうやらこれから行くケラーラ州のサバリマラ寺院に巡礼に行く人たちのよう。サバリマラ寺院はヒンドゥー教の聖地の一つで、立ち入りが許可される数ヶ月の間に年間300〜400万人の男性(法律的には女性も入れるが、大規模な反対運動が巻き起こり、今でも実質女人禁制のようだ)が、巡礼では先ほどの格好をして訪れるという。sabarimalaで画像検索すると、まるでメッカのような混雑ぶりだ。

1時間ちょっとのフライトで目的の南インド、ケラーラ州コチに到着。そこからたっぷり1時間タクシーに乗ってホテル(コチではほとんどがゲストハウスな感じで、家族経営の場所が宿泊施設)へ。家も部屋もとても綺麗で、トイレットペーパもバスタオルもシャンプーもドライヤー(今まではどこも無かった)も初めから置いてあり、ホットシャワーも出ることにびっくり。インドのホテルは大体何かが足りてないことがほとんどで、言わないときちんと補充されない、機能しないことばかりだったので、ここがいろいろな人が言っている「南インドは北とは同じインドとは思えないほど違うよ」と言われる南インドかぁ、と思ったのであった。