インレー湖をボートで巡る / 世界一周67日目

今日は朝7時からインレー湖観光の定番であるボートをチャーターして巡る。日の出が見たかったので日の出ツアーはあるかな、とホテルへ相談するが、今の時期は霧の確率が高くお勧めしないよ、朝7時スタートの標準ツアーの方がお勧めだよ、と言われそちらにしたのであった。

ボートに乗りインレー湖へ。北から南まで大体1時間ぐらい。昨日も書いたが、山々に囲まれた湖はまるで芦ノ湖のようで、ボートに乗って 周りの風景を見るだけで大変気持ちが良い。途中で昔ながらのやり方で漁をしている漁師を見る。片足はボートに、そしてもう片足で櫂を漕ぐという曲芸さながらの器用さで、みんな漁を行っている。その漁師のボートに近づくと、自分たちのボートの運転手が採れたての魚を漁師から買って、その場でこちらのボートの床に魚を投げれ入れていた。床の底に水が少々あり、そこに魚を入れてどうやら持ち帰るようだ。

南の市場が行われている場所に着く。インレー湖では五日市とよばれ、五日ごとに市場の場所を代えて行っているらしい。観光客もいるが、現地の人も多く非常に賑わっていて、船着場はたくさんのボートで賑わう。インレー湖ではボートが住民の足として普通に使われていて、人々が住んでいる場所は家に船着場があるのだ。市場ではみんなが天秤を使って「秤売り」している。直径20cmほどの皿を二つならべ、片方で重りを、片方で売り物を乗せる秤売りがここではスタンダードな売り方なのであった。天秤をつかった秤売りがそこら中で行われているのを見るのは初めてで、新鮮であった。

続いて伝統工芸の織物屋へ。ここではハスから糸を紡いでいて、その糸を長い糸へ精製し、デザインに合わせてマスキングしながら色を染め、それらの糸を竹と木で作られた織物機で上手に編んでいく。ハスの茎を切るとネバッとした繊維が出て、それをうまく丸めて糸を作っていく手法は全く知らなかったので、なるほどこのような方法もあるのだなぁと感心した。その後もいくつかの工芸屋や寺院を巡ったのだが、途中から腹痛が襲ってきて、ちょっと早めにニャウンシュエへと戻ったのであった。

ホテルでちょっと休憩したのちに、晩ご飯。シャン族料理がちょっとずつ食べれるプレートを出しているお店でそれを食べる。現地の料理がちょっとずつ食べれる、というのは観光客には嬉しいね。ここはちょっと料金は高い(といっても二人で1000円ほどだけど)のだけど、席に着くとお手拭きやお茶が出たり、蚊除けスプレーを置いてくれたり、料理が出るまでの時間にちょっとした突き出しが出たりと、現地の他の店と比べると大変ホスピタリティ溢れるサービス提供だった。

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ミャンマーに入ってから、ホテルでのWiFi回線がだいぶ遅い。都市部のマンダレーで1Mbps出れば良い感じで、それ以降はなかなかつながらない or 100-300Kbpsほど。モバイル回線も繋がったり繋がらなかったりだが、WiFiよりは断然早い。インターネットが遅いと困るのが写真のクラウドアップロードで、LightroomCCでRAWをアップするのが遅い、というかほぼ進まず未アップ画像が増えるばかり。

するとiPadProのストレージが圧迫されていくので困る。いまiPad買った時に戻れるなら、256GBではなく1TB、いやせめて512GBのストレージ容量があれば安心なのになぁ。LightroomCCは5Gを見据えて「撮った写真が全部いつでもクラウドに」なUX(たぶん)なので「選定したフラグつき写真のみクラウドアップロード」みたいな機能がなく、すべての写真が問答無用にアップロードされてしまうため、ナローバンド環境には辛い作りなのであった。