バスに乗り遅れそうになりながら、バガンからヤンゴンへ / 世界一周71日目

妻の体調も観光できる程度には戻り、二人でE-bikeでバガン観光。だだっ広い遺跡群をバイクで巡るのは気持ち良いなぁ。昨日にくらべ今日はだいぶ空いていてなんだろう、と思ったのだけど昨日は日曜なため観光客も多く、今日は月曜のため空いているのであった。もう曜日感覚がだいぶなくなってるなぁ。

夜はバガンからヤンゴンへの21時発の夜行バス。ホテルへのピックアップサービスつきだったので、送迎を待っていたのだけど、時間を過ぎてもこなくて電話をかけても混雑でかからず。さすがにバス発車時間の20分前にも来ないのはおかしいと、もう一度電話すると繋がるが、あなたの名前が乗ってないよ、もう送迎車は終わってしまったよ、自力でここまできてね、との突き放しメッセージ。Webのバスチケット予約代理店で予約したので、そちらから伝わってないのか、バス会社のミスなのかは不明だけど、このまま待っていてもバスに乗れないだけだ。

すると横で話を聞いていたゲストハウスの人がすぐさま知り合いのタクシーを手配してくれ、21時までにバスターミナルに必ずで行く必要があると伝え乗せてくれる。タクシーもここぞとばかり飛ばしまくってくれていて、21時5分ごろにバスターミナルに着く。バスを見ると、まだヤンゴン行きは発車直前の様子。即座にカウンターに行き話すと、やっぱり自分の名前あるじゃん、というわけで無事ギリギリ滑り込みで間に合って乗ることができた。

バスはすぐ消灯になり、暗い外を見る。ヘッドライトに照らされた木々だけが続く。特急バスとすれ違う。沢木耕太郎氏の深夜特急、タイトルの「深夜特急」って結局なんなんだろう、物語はバス移動で話は進むし、このタイトルにまつわるストーリーはなかったはずだったしなぁ、と思っていたのだが、そう「特急」は別に列車に限ったことではなく、バスも特急バスがある、彼は何度も深夜特急バスを乗り継いで進んだのでそのため「深夜特急」というタイトルにしたに違いない、とふに落ちる。が、後ほど調べてみると語源は別なのであった。